空家の焼け跡から焼死体発見 城陽市

2017.06.12
 城陽市内の住宅密集地で10日深更、空家になっている木造2階建て民家から出火、焼け跡から身元不明の焼死体が発見された。火災は、隣接の民家にも燃え移り、2軒が全焼する惨事に。

 同日午前1時30分頃、城陽市久世里の西161の37の空家=向かいに住む自営業西尾泰憲さん(65)所有=から爆発音がするのを、北側に隣接する会社員青木磯男さん(57)の家族が聞き、表に出てみると、空家から煙が出ていたため119番通報した。

 市消防本部から消防車8台が駆け付け、消火活動を行ったが、空家内には道具類が多く保管され、消火活動に手間取ったため、ようやく鎮火したのは4時間20分後の午前5時49分だった。この火事で空家延べ92・74平方㍍と青木さん宅木造2階建て延べ81・66平方㍍を全焼した。

 この日朝から、出火原因などを城陽署と城陽市消防本部が合同で調べたが、午後になって1階北東側から焼死体が発見されたため、検死が行われている。体格から成人男性とみられるという。このため出火原因の調査は一旦打ち切られ、12日午前9時から再度行われることになった。

 西尾さんの話では、空家には外側から施錠してあったが、現場調査の際には、内側からドアにチェーンロックがかかっており、出火当時人が居たとみて、現場では慎重に調べていた。西尾さんや青木さんをはじめ、近隣の人で、行方が分からなくなっている人は居ないという。

 空家は、3年ほど前まで西尾さんが住んでいたもので、現在は西尾さんが経営する塾の生徒がキャンプへ行く時に使う、テントや飯ごうなどの用具、自転車、バイクなどを保管する倉庫として使用していた。携帯用ガスボンベなどもあり、青木さんの家族が聞いた爆発音は、ボンベの音と見られる。