独の大学留学生と交流 京田辺市立三山木小 「次は私が外国に」

2017.06.17
 ドイツのテュービンゲン大学から同志社日本研究センターに留学している学生が16日、京田辺市立三山木小学校(平舘成典校長、児童790人)を訪問した。児童らは日本文化にまつわる体験を通じ、国際交流を楽しんだ。

 訪れたのは、同大学で日本学を学ぶ留学生16人。カリキュラムに1年間の日本留学が組み込まれていて、20年以上にわたり、毎年京田辺市内の小学校への訪問を続けている。

 3校時では、4年生の児童らと習字体験。児童の丁寧な指導を受けながら、留学生が毛筆練習を行った。

 留学生は意外に、というより本当に上手。手本とまるで瓜二つの「つり」という2文字を書き上げると、驚いた児童らは「すご~い」「私よりうまい」と歓喜の声を上げ、自然と拍手が湧き起こった。「おれの方がうまく書ける」と張り合う児童もいて、全員がそのうまさに驚いていた。

 筆の使い方に慣れると、留学生は自分の好きな言葉を書いた。衆人環視のなか震える筆先を走らせ「はな」や「秋」、中には「永遠」と書き上げた留学生もいて、初めてとは思えない達筆さに児童らは感心するばかりだった。

 留学生は「筆特有の持ち方や書き方を体験出来てよかった」「筆で初めて文字を書いて、とても感動した」「教え方がうまく、書いたらみんなが褒めてくれてうれしかった」と感謝の言葉を児童らに伝えた。

 児童らも「初めて教える側になったけど、断然うまくてびっくりした」「初めて外国の人と交流した。次は私が外国にいってみたい」と留学生らに気持ちを伝えた。

 留学生らはこのあと、4校時には3年生と日本の遊び体験。トントン相撲やあやとり、けん玉にコマ回しなどで一緒に遊んだ。

 給食は6年生と一緒に配膳し、共に食べながら英語でコミュニケーションを取っていた。

 担当した市の職員は「外国の方と直接触れ合うことで、児童らに国際的な感覚を養ってほしい」と話し、平舘校長は「色んな人と触れ合う良い機会。習字などの日本文化を外国の方に教えることで、児童自身も日本文化の良さを再確認してくれれば」と期待を込めた。

 各学年とも、最初は緊張の面持ちで留学生を出迎えていたが、ものの数分で緊張は取れた様子。交流を楽しみ、最後は笑顔で「バイバイ」と手を振り、留学生を見送っていた。