29年ぶりの稚児行列 華やか 城陽市「常楽寺」

2017.10.16
 平安時代の創建とされる城陽市観音堂にある「常楽寺」で14日、江島慈心第42世住職(33)=戒名明誉=の「晋山式」が厳かに行われ、稚児行列が地域にくり出し、新たな就任を祝った。

 先代の江島秀法住職は2011年12月に逝去。その年の7月から息子の慈心氏が、事実上住職を引き継いでいた。その後、庫裏(くり)の建設に取り掛かり、昨年8月に完成したことから、正式に住職を引き継ぐ儀式を執り行った。

 本格的な秋の到来を思わせる爽やかな空気に包まれたこの日、朝から観音堂地域の空き地に、倉田正紀筆頭総代や檀家、地域の人たちが集合。集まった稚児は1歳半から上は小学校3年生まで20人。「行列に参加を」との呼びかけに集まった。

 午前9時半、江島住職や総代、檀家の人たち、稚児ら総勢50人が、読経しながら北へ向かって出発。稚児行列は、1989(平成元)年に本堂が落慶した時以来29年ぶりとあって、道沿いには地域の人たちが行列見学に集まった。子ども達は、お母さんに手を引かれたり、着慣れない衣装に戸惑いながらも、誇らしげに進んだ。

【写真=常楽寺で行われた29年ぶりの稚児行列】